No.283, No.282, No.281, No.280, No.279, No.278, No.277[7件]
絶対お花屋さんになってほしい 強い意志があります

ざくざく書きたいところだけ書くヴィルヘルムお花屋さんシリーズ#小話
自動ドアが開くと条件反射で呪文を唱える。パブロフの犬もこんな気分だったのだろう。
「いらっしゃいませ」
外の風と共に入ったきたのは人間だった。
首あたりまで髪を伸ばした、世界中の美を掛け集めて作ったような目鼻立ち。それ以外は不明だった。
辞書の完璧という項目には、この顔が載っているのかもしれない。
男だろうが女だろうが老人だろうが若者だろうが、造形が群を抜いて整うとこういう顔に辿り着くのだろう。
「失礼」
完璧の革靴が軽い音を立てて床を踏む。望む望まずに関わらず、容姿によって世間に振り回されてきた苦労を感じさせない落ち着いた低い声。
「花束を頂きたいのだが、頼めるだろうか」
「ご希望はございますか」
男は背筋を伸ばし、首を巡らせて店内を見渡すと、燐寸棒が三本は乗るだろう長いまつ毛が目に影を落とした。
「私が贈るにふさわしいものを」
近年稀にみる奇怪かつ面倒な注文が、まるでなんでもないことのように自然に飛び出してきた。
「かしこまりました」
一礼して引く。開いた冷蔵室の扉から冷えた空気が訪れる。
注文の主にふさわしいものとする場合、まず注文者を認識する必要がある。初めて見た相手だ。正体は不明で完璧。無理だ。であれば、外見や装いから推察していくほかない。
薄い体に合わせた洒脱なスーツはフルオーダーだろう。絹のような繊細な光沢の生地で着心地を追求したサルトリア。
足元は履き込まれた皺と艶のあるアルゴンキンフロントで飾られ、ジャケットの内側では簡素な銀十字が揺れていた。
もういい。視線を花材に切り替える。
嫌だ。
面倒くさい。
自分で考えてほしい。
この手合いは己の美学を持った怪物だ。
聞く必要がないことなど見れば分かるが、市井の花屋である自我が口に喋らせた。
「ご予算はいかほどですか」
「ご予算」
相手ははじめて聞く言葉を舌の上で転がすように笑った。
「気にしなくていい」
想像通りの回答に聞いたことを後悔し、頭が重くなる。
定期的に家に花を飾りに来る花屋くらい持っていそうなものだが、なぜこんな店に来たのか。
花束を作る間、男は地味な花屋の広くもない内装を見て回っていたが、そのうち飽きたらしく花を包むカウンターの前に立った。
対面からほんのわずかに流れてくる、流動的なスエードと塗れた石英のような匂い。温度を感じないそれは無菌的で、ありもしない不安を掻き立てられる。
私は黙々と白い花束を作っていた。茎を長く残して切る。巻きの強い薔薇の棘を落とす。薔薇とダリアを敷き詰めた圧倒的な白の画面に差し込まれる赤い葉のアルテルナンテラ。
ボリュームはあっていいが、派手でないほうがいい。白は清廉潔白などと称されるが、時に強く暴力的だ。そこに少しばかりの毒気があればいい。
「極めて個人的な質問をする。答えたくなければ結構」
包まれていく花たちから視線を外さずに男が言った。こちらは視線だけを返すことで相槌とする。
「君はなぜ花屋を?」
「花が好きなので」
「好きなものを売るのは辛いだろう」
「ええ」
男は満足したのか、それから再び黙って花束になっていく草花を眺めていた。
相槌だけの答えは会話と言えるものだっただろうか。
いつまで経っても花束にリボンを巻くのは気に入らない。好きではない。出来上がったのは豪奢な白い花たちの中に赤い葉が沈む花束。
白にほんの少し寄り添う赤は、皮膚を突き破った首から滴り落ちる赤に似ている。
「吸血鬼に噛まれた喉元のようだ」
男の囁きは誰にも向けられていなかった。私は自らの手元を見つめたまま、「お好みに合わなければ修正します」と呟く。
「いい。私からすれば少々地味だが」
私からすれば充分派手な花束を前に、眉目秀麗な男は形のよい唇に弧を描いて答えた。
会計を済ませる。こちらも価格について考慮しなかったために巨大な胡蝶蘭のような金額になったが、やはり男は意に介するでもなく普通に支払った。当然のように取り出されたのは完全招待制のブラックカード。
「領収書はいかがいたしますか」
「書きたいのか? 領収書」
どう見ても面倒くさそうな男が、ちゃんといちいち面倒くさいことを聞いてくるから暴れたくなる。書きたいも書きたくないもない。業務として客に求められれば書く。それだけだ。
だがこの男は書きたいのか、とこちらに聞いた。だから答える。
「嫌だ」
「では、結構」
風が吹いただけで折れそうな風貌とは裏腹に、男は花束の根元を片手で掴んで歩き去った。
畳む

ざくざく書きたいところだけ書くヴィルヘルムお花屋さんシリーズ#小話
自動ドアが開くと条件反射で呪文を唱える。パブロフの犬もこんな気分だったのだろう。
「いらっしゃいませ」
外の風と共に入ったきたのは人間だった。
首あたりまで髪を伸ばした、世界中の美を掛け集めて作ったような目鼻立ち。それ以外は不明だった。
辞書の完璧という項目には、この顔が載っているのかもしれない。
男だろうが女だろうが老人だろうが若者だろうが、造形が群を抜いて整うとこういう顔に辿り着くのだろう。
「失礼」
完璧の革靴が軽い音を立てて床を踏む。望む望まずに関わらず、容姿によって世間に振り回されてきた苦労を感じさせない落ち着いた低い声。
「花束を頂きたいのだが、頼めるだろうか」
「ご希望はございますか」
男は背筋を伸ばし、首を巡らせて店内を見渡すと、燐寸棒が三本は乗るだろう長いまつ毛が目に影を落とした。
「私が贈るにふさわしいものを」
近年稀にみる奇怪かつ面倒な注文が、まるでなんでもないことのように自然に飛び出してきた。
「かしこまりました」
一礼して引く。開いた冷蔵室の扉から冷えた空気が訪れる。
注文の主にふさわしいものとする場合、まず注文者を認識する必要がある。初めて見た相手だ。正体は不明で完璧。無理だ。であれば、外見や装いから推察していくほかない。
薄い体に合わせた洒脱なスーツはフルオーダーだろう。絹のような繊細な光沢の生地で着心地を追求したサルトリア。
足元は履き込まれた皺と艶のあるアルゴンキンフロントで飾られ、ジャケットの内側では簡素な銀十字が揺れていた。
もういい。視線を花材に切り替える。
嫌だ。
面倒くさい。
自分で考えてほしい。
この手合いは己の美学を持った怪物だ。
聞く必要がないことなど見れば分かるが、市井の花屋である自我が口に喋らせた。
「ご予算はいかほどですか」
「ご予算」
相手ははじめて聞く言葉を舌の上で転がすように笑った。
「気にしなくていい」
想像通りの回答に聞いたことを後悔し、頭が重くなる。
定期的に家に花を飾りに来る花屋くらい持っていそうなものだが、なぜこんな店に来たのか。
花束を作る間、男は地味な花屋の広くもない内装を見て回っていたが、そのうち飽きたらしく花を包むカウンターの前に立った。
対面からほんのわずかに流れてくる、流動的なスエードと塗れた石英のような匂い。温度を感じないそれは無菌的で、ありもしない不安を掻き立てられる。
私は黙々と白い花束を作っていた。茎を長く残して切る。巻きの強い薔薇の棘を落とす。薔薇とダリアを敷き詰めた圧倒的な白の画面に差し込まれる赤い葉のアルテルナンテラ。
ボリュームはあっていいが、派手でないほうがいい。白は清廉潔白などと称されるが、時に強く暴力的だ。そこに少しばかりの毒気があればいい。
「極めて個人的な質問をする。答えたくなければ結構」
包まれていく花たちから視線を外さずに男が言った。こちらは視線だけを返すことで相槌とする。
「君はなぜ花屋を?」
「花が好きなので」
「好きなものを売るのは辛いだろう」
「ええ」
男は満足したのか、それから再び黙って花束になっていく草花を眺めていた。
相槌だけの答えは会話と言えるものだっただろうか。
いつまで経っても花束にリボンを巻くのは気に入らない。好きではない。出来上がったのは豪奢な白い花たちの中に赤い葉が沈む花束。
白にほんの少し寄り添う赤は、皮膚を突き破った首から滴り落ちる赤に似ている。
「吸血鬼に噛まれた喉元のようだ」
男の囁きは誰にも向けられていなかった。私は自らの手元を見つめたまま、「お好みに合わなければ修正します」と呟く。
「いい。私からすれば少々地味だが」
私からすれば充分派手な花束を前に、眉目秀麗な男は形のよい唇に弧を描いて答えた。
会計を済ませる。こちらも価格について考慮しなかったために巨大な胡蝶蘭のような金額になったが、やはり男は意に介するでもなく普通に支払った。当然のように取り出されたのは完全招待制のブラックカード。
「領収書はいかがいたしますか」
「書きたいのか? 領収書」
どう見ても面倒くさそうな男が、ちゃんといちいち面倒くさいことを聞いてくるから暴れたくなる。書きたいも書きたくないもない。業務として客に求められれば書く。それだけだ。
だがこの男は書きたいのか、とこちらに聞いた。だから答える。
「嫌だ」
「では、結構」
風が吹いただけで折れそうな風貌とは裏腹に、男は花束の根元を片手で掴んで歩き去った。
畳む
ベラ好き(挨拶) オプション見直して罰数減らした。うまくなっているわけではない
HSもうちょい上げてもいいかもね〜判定はマイナス2.0とか

つーかこの曲むずくねーか。そうですね。名曲なのに難しすぎるだろうがの譜面が多い 俺は弱い
私の中で完全にともだちになった二人
パッピの言葉翻訳したら「汝は地獄へ落ちるであろう」とかだったらどうしよう 怖いな

Chaos:Q(H)もクリアしたけどこの譜面がIIDXにあったらブチ切れてただろうな
ポップンミュージックではハチャメチャなソフランが許容されているのにサドプラ付け外し難易度が超高い謎がある
低速めちゃくちゃ見えるぜという日にやるとできる サドプラON/OFFを切り替える余裕あったことないが
新筐体になったら画面が見やすくなるし自分に合わせた設定できるらしいから、みんなも今まで出来なかった譜面どんどんできるようになるしすごくいいと思う
よりよい環境で楽しく遊べるようになるといいですね
HSもうちょい上げてもいいかもね〜判定はマイナス2.0とか

つーかこの曲むずくねーか。そうですね。名曲なのに難しすぎるだろうがの譜面が多い 俺は弱い
私の中で完全にともだちになった二人
パッピの言葉翻訳したら「汝は地獄へ落ちるであろう」とかだったらどうしよう 怖いな

Chaos:Q(H)もクリアしたけどこの譜面がIIDXにあったらブチ切れてただろうな
ポップンミュージックではハチャメチャなソフランが許容されているのにサドプラ付け外し難易度が超高い謎がある
低速めちゃくちゃ見えるぜという日にやるとできる サドプラON/OFFを切り替える余裕あったことないが
新筐体になったら画面が見やすくなるし自分に合わせた設定できるらしいから、みんなも今まで出来なかった譜面どんどんできるようになるしすごくいいと思う
よりよい環境で楽しく遊べるようになるといいですね
ウオー よくわからない

ポエットが飛び込んできてユーリがびっくりしてる絵を描きすぎ
私ののユリポエのサビだから何回描いてもいいですよ
ヴィルヘルムが花屋で働いてる現パロ書きたい気分になったので書きたい部分だけ書いた 人生には自由があるから#小話
背景音を打ち消すように電話の呼び出し音が鳴り響く。こちらが口を開く前に、やや独特な拍子で発される「おたくで買ったタッチペンなんだけど」との言が耳に刺さった。
「タッチペンですか」と脳を経由せずに復唱。今日初めて聞いた己の声がこれだ。
「私どもは花屋ですので、タッチペンの取り扱いがございません」
「でもタッチペンも売ってますよね? iPadとか操作するやつですよ?」
なるほど、と目を閉じる。私はこの店舗で取り扱っている商品名から品番まですべて空で言うことができるが、その中にタッチペンが存在したことは終ぞない。
「私どもは花屋ですので、バラやカスミソウは売っておりますが、タッチペンは取り扱いがございません」
花屋でタッチペンを買われたのですか、と会話をする必要はない。スーパーマーケットに置かれた客引き音声機のように同じことを繰り返す。人生はそのようにして流れていく。
受話器からは「そうですか?」と明らかに納得していない音階の声が流れ、不服そうにじゃあ、わかりましたと続いて電話はそこで切られた。
そうですか。じゃあ、わかりました。
電話を置く。すべてが反語で、あまり積極的には行われない接続の言語選択だったことに却って関心する。
変えたばかりの照明によって白々しく光る店内を見渡すと、昨日からある花と今日仕入れた花が混ざって水に浸かっていた。
もしかすると私が今抱えている花がiPadとか操作するタッチペンで、電話の向こうでは話の通じない頭のおかしい奴が出たと思われていたのかもしれない。
冷蔵室に入れられたタッチペンと水に活けられたタッチペン。今日は赤と白を3本ずつお願い、まとめて包んでいただけるかしら。かしこまりました。
私は疲れている。
クレーマー撃退ヴィルヘルム概念
i'm feeling under the weather somebody hold my hand(タイトル)
畳む

ポエットが飛び込んできてユーリがびっくりしてる絵を描きすぎ
私ののユリポエのサビだから何回描いてもいいですよ
ヴィルヘルムが花屋で働いてる現パロ書きたい気分になったので書きたい部分だけ書いた 人生には自由があるから#小話
背景音を打ち消すように電話の呼び出し音が鳴り響く。こちらが口を開く前に、やや独特な拍子で発される「おたくで買ったタッチペンなんだけど」との言が耳に刺さった。
「タッチペンですか」と脳を経由せずに復唱。今日初めて聞いた己の声がこれだ。
「私どもは花屋ですので、タッチペンの取り扱いがございません」
「でもタッチペンも売ってますよね? iPadとか操作するやつですよ?」
なるほど、と目を閉じる。私はこの店舗で取り扱っている商品名から品番まですべて空で言うことができるが、その中にタッチペンが存在したことは終ぞない。
「私どもは花屋ですので、バラやカスミソウは売っておりますが、タッチペンは取り扱いがございません」
花屋でタッチペンを買われたのですか、と会話をする必要はない。スーパーマーケットに置かれた客引き音声機のように同じことを繰り返す。人生はそのようにして流れていく。
受話器からは「そうですか?」と明らかに納得していない音階の声が流れ、不服そうにじゃあ、わかりましたと続いて電話はそこで切られた。
そうですか。じゃあ、わかりました。
電話を置く。すべてが反語で、あまり積極的には行われない接続の言語選択だったことに却って関心する。
変えたばかりの照明によって白々しく光る店内を見渡すと、昨日からある花と今日仕入れた花が混ざって水に浸かっていた。
もしかすると私が今抱えている花がiPadとか操作するタッチペンで、電話の向こうでは話の通じない頭のおかしい奴が出たと思われていたのかもしれない。
冷蔵室に入れられたタッチペンと水に活けられたタッチペン。今日は赤と白を3本ずつお願い、まとめて包んでいただけるかしら。かしこまりました。
私は疲れている。
クレーマー撃退ヴィルヘルム概念
i'm feeling under the weather somebody hold my hand(タイトル)
畳む



ちょっと待ってアッシュってこんなにお腹出してないじゃん 欲望が強すぎる
最近30秒で3Dモデルを写すやつを1日30回やってるんだけど3Dの全裸マッチョ見続けて辟易してきた
細身体型や女性体型だとスルッとシルエット取れるから出来ないことしようと思ってマッチョを選び続けている