独り言

特に配慮がない

No.209

モノノ怪 火鼠 見た
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前作「唐傘」をTV版と比較して見すぎてしまい素直に「唐傘」という作品として受け止められない部分もあったけど、今作はシナリオが分かりやすかったこともあり素直に楽しめた。
仕事で疲労している時に嫉妬!怨嗟!陰謀!という人間の負の感情テーマの作品つらいな〜と思っていたが今回は勧善懲悪だったので視聴時のストレスはなかった。大奥をテーマにするならこの話はするよね、というストーリーをモノノ怪でやった、という。

相変わらず色彩と画面が常に最高だね。ぶっ飛んでる。真似しようとしても絶対にできない画面。これを大画面で見て映画館の音響で聴きたかったから嬉しい。

今作の薬売りには色気があった。唐傘の時はかなりアクティブで感情ある男だったが今回感情あんまり見えなくて私は好き。神秘と色気がモノノ怪の髄だと思っているので……。
薬売りの外連味は台詞の区切り方にもやっぱりあって、それはTV版で櫻井さんが作ってきたものだなーと改めて感じた。今は役者の演技と人間性と作品のテーマを切り離せないので仕方ないんですが。
モノノ怪は被害者だった人が加害者になってしまう話で、本当は誰だってどっちにもなりたくなく、正しい方向に行こうとしているのにいつの間にか「どちらかの側」に立ってしまう事がある、という人間の話だから情念がテーマなんだろうね。

天子様のデザインを見るたびに「天草四郎時貞……」という感想で頭がいっぱいになる。自分の子供の後見人選ぶ時も顔色ひとつ変えず何も言わない男、次回作では動きますか?
フキとボタンがどんどん被った仮面が剥がれて人間の色が出てくるのも良かった。良かったね〜。フキは自分の力で田舎の貧しい娘がここまでのし上がったという自負があるし、ボタンには大奥の秩序を保つ役を担った責務があって、ここがバチバチやった後で最終的に仲良くはないけど認め合うのはいい。

何の家柄もない平民の娘が天子の子を身籠る、それが男子ならなおのこと、そんな子は産まれてきてはならない━━という謀を企てるのは大奥においても結局表の政治をする男性たち、というのが史実上もそうだっただろうし、あ〜別に女の世界でもなんでもね〜全員利用されてて最悪〜って感じ。でも彼らも彼らで世の中に混乱が起こらないために火種は消しておくという「世の中のため」に動いていて〜の構図に世界を憂いた。その子ひとりの命で戦争が起こらぬならそれが良かろうという。全ての人間が納得できる平和って存在しねぇ〜。この世が許せねぇよ

唐傘は話の展開が入り組んでていてストーリーを追うのが難しく、画面の派手な動きがなかった分最後の唐傘戦がかなりド派手になっていたが今回の火鼠は話が分かりやすくて序盤から火鼠の派手な動きがあったからか火鼠戦はわりとシンプルだったな。火鼠が悲しい情念の慣れ果てということもあるのかもしれない。

エンドクレジットの画面ぐるぐる今回もあって酔う前に出ようとしたけど前回ほどの長さがなかったから耐えられたよ……あれほんとしんどかったから良かった。畳む


次の蛇神も楽しみだな…… 全然関係ないけど蛇神って単語を見るだけでギジリ思い出してしまうし「へびがみ……じゃしん……カガチ……どれだ……?」って警戒してる
俺は「へびがみ」にZektbachの魂を賭ける

感想


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